いののすけのブログ

いろいろ語りたい一人の人間のブログ

今年の振り返り

 2020年もあとわずかということで、今年も1年の振り返りをしてみようと思います。

 

 今年に関しては、まず何より新型コロナウイルスに触れないわけにはいきません。緊急事態宣言が出され、ソーシャルディスタンスや密を避けるといったことが提唱され、人との接触が難しくなった年でした。ニュースでも毎日のようにコロナの話題が報じられ、なかなか収束する気配も見えず、不安も生じる日々でした。そんな状況の中、影響があったのは楽しみにしていたライブが中止になったくらいで、収入や生活に特に影響なく過ごせたのは本当に幸運なことだったと思います。当面は変わりなく暮らせている現状に感謝しつつ、また友人と直接会える日を楽しみにしながら、感染防止に努めつつ日々を送っていきたいと考えています。

 そんな状況になってしまったので、今思うと2月の京都旅行や3月の友人との映画鑑賞は本当に貴重な時間となりました。京都では宇治に行って「響け!ユーフォニアム」の聖地巡りをし、夜は最果タヒさんとコラボしたHOTEL SHE, KYOTOの「詩に泊まるホテル」に泊まりました。聖地巡礼は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の秩父に行った以来でしたが、やっぱり好きなアニメの世界のもととなった場所に行くと、その場面が想起されたりしてとても楽しかったですね。またホテルについては一度ブログに書いたのでそこまで多く触れませんが、やはり好きな言葉に身を浸すというなかなかできない経験で、とても幸せな時間でした。さらに3月は劇場版の「SHIROBAKO」を観たのですが、映画館で観るのは大きな映像だったり、迫力のある音響だったり、家では味わえない環境で作品を浴びれるので、映画は映画館で観るほうが良いという感覚をさらに強くしました。内容も面白く、こちらもやはり幸せな時間でした。

 結局3月のその時以来休日に外に出ておりません。別に外出してもよいとは思うのですが、一緒に暮らしている家族に感染させてしまうリスクを考えると躊躇するものがあります。そんな日々を過ごしていると、いろいろなイベントがあってそれに参加したり、何はなくともふらりと外出して、たとえば東京の大きい本屋で本を眺めていたりした時間などはとても幸せだったのだなと改めて感じます。当たり前だと思っていたものが当たり前ではなくなったとき、初めてその価値に気づくという、言い古されている状況にまさに直面していました。

 とはいえ今の状況がマイナスなことばかりというわけでもなく、プラスな面もありました。それは家でも十分楽しく過ごせるということに気づいたことです。今年の2月、3月時点では外出することが楽しいと思えるようになってきて、家にこもり続けているのはあまりよくないことなのかと思い始めていた時期でした。ですのでそんな中で緊急事態宣言が発令され、外出がしづらくなった時にはとても不安を覚えました。でも家で過ごす時間が長くなった分、自分のやりたいことに集中して取り組むことができました。その中でも今年の目標に掲げていたアニメ鑑賞をたくさん行えたのはこの状況下でのプラスな面でした。結局今年はおそらくアニメにハマり始めた大学4年生のころと同じくらいにたくさんの作品に出会えましたし、もう一度観たいアニメの再視聴もできました。個別の感想については別途記事を書きたいと思っていますが、だいぶ観たかった作品を視聴でき、その点はとてもよかったと思っています。

 また将棋観戦の楽しさを再発見できたのもまたよいことでした。というのも3月までは観戦が少しだれていたところ(中継アプリを数週間追えていない等)があったのですが、緊急事態宣言でタイトル戦や挑戦権争いが都合上延期となり、将棋観戦したいという思いがその頃になって募ってきました。また本屋にも行けないなど別の楽しみも減っていて、少し打ちひしがれていました。そんな時期にとても楽しみにしていたのが「第3回AbemaTVトーナメント」でした。3対3の団体戦で、フィッシャールールの超早指しの中で、棋士の先生方が見せる高度な応酬に毎週のように心を奪われておりました。そして緊急事態宣言後タイトル戦が再開され、ヒューリック杯棋聖戦王位戦での藤井聡太二冠の活躍、名人戦叡王戦でのトッププロによる素晴らしい将棋の数々にこちらも心を奪われていました。そういうのを経て、将棋観戦の楽しさに改めて気づかされました。こちらも詳しくは別途記事にしたいと思っていますが、公式戦が動き、様々な対局がアプリや映像で観戦できる今は、楽しみが多くて幸せだというのを実感している日々です。

 

 今年は今までにないような1年で、過ごし方が難しい年でしたが、上記のように楽しく過ごせていることに幸せを感じる年でした。そう思うと個人的にはそこまで悪い年でもなかったと思っています。ただニュースで医療現場の大変さや明日も見えない飲食・観光業界等の状況を見ていると胸が痛くなることも多いです。何とか1日も早くコロナ禍が収束し、日常が戻ってくることを願って、この記事を終えたいと思います。