いののすけのブログ

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今年の振り返り2023その1(将棋・麻雀)

 今年も1年を振り返っていこうと思います。今年は時系列ではなく、将棋・麻雀と本・マンガ・アニメのそれぞれで印象に残った出来事や作品を振り返っていきたいと思います。今回は将棋・麻雀編です。

 

◎将棋・麻雀

〇第72期王将戦七番勝負

 今年1-3月に行われた第72期王将戦七番勝負は藤井聡太王将に羽生善治九段が挑戦し、誰もがタイトル戦で観たかったであろうカードが実現しました。私も例外ではなく、比較的長時間中継を観ておりました。羽生九段が流石の強さで第4局まで2-2と互角のスコアで推移し、内容も素晴らしく熱い勝負が楽しめました。特に第2局は玉の反対側への金打ちから羽生九段が緩むことなく押し切った会心の内容で、羽生九段の強さが存分に発揮されており、印象に残りました。最後は藤井王将が4-2で防衛したのですが、第7局まで観たかったという思いもあり、見ごたえ十分なタイトル戦でした。

 

Mリーグ2022-23

 去年麻雀をはじめ、神域リーグの流れからMリーグの視聴も始めました。昨年神域リーグで松本吉弘プロ率いるチームヘラクレスを応援していたこともあり、渋谷ABEMASを応援しながら観ておりました。ABEMASはレギュラーで一時期断トツの1位からポイントをすり減らし、ひやひやしましたが3位でレギュラーを通過し、セミファイナル・ファイナルではショーマツコンビの大活躍もあって見事優勝を果たしました。応援しているチームの勝利がとても嬉しく、今シーズンからは渋谷ABEMASのサポーターになりました。他チームにも魅力ある選手が多く、麻雀観戦の楽しさを改めて感じたシーズンとなりました。

 

〇神域リーグ2023

 昨年に引き続き開催された神域リーグ2023。今年は渋川難波プロも参戦し、5チームでの大会となりました。昨年に引き続き松本吉弘プロ率いるチームヘラクレスを応援しておりましたが、空星きらめさんの大活躍が印象に残りました。大三元をアガったり、個人4連勝を決めるなどチームの優勝に大きく貢献し、毎局大興奮でした。また校歌の作成や抜け番時の焼肉配信など独特の活動も印象に残り、チームヘラクレスが躍動していてうれしかったです。他チーム同士の交流戦やチームグラディウスポケモンスタジアム配信なども面白く、昨年に引き続き楽しめた大会でした。

 

〇麻雀ミリオネア~挑戦者 千羽黒乃~

 YouTube麻雀プロ団体LIVEチャンネルで配信された麻雀ミリオネア。何人かのVtuberがチャレンジしておりますが、一番最初の千羽黒乃さんの回が印象に残りました。並みいる麻雀プロの実力者たちを相手に勝ち抜き、第4戦の竹内元太プロ、浅井堂岐プロ、下出和洋プロというタイトルホルダー卓でも強さをいかんなく発揮し、苦しい場面もありながら突破し、第5戦Mリーガー卓へと進出しました。第5戦では多井隆晴プロ、小林剛プロ、仲林圭プロという実力者たちに囲まれ、特に1、2局目は上家に多井プロ、下家に小林プロというきつい並び順に苦戦しておりましたが、3局目では一時期突破条件を作るなど素晴らしい戦いを繰り広げました。最後は仲林圭プロが強さを見せて、千羽さんは3位となってしまいましたが、千羽さんの強さもさることながら、Mリーガーの強さも見ることができ、とても楽しい配信でした。

 

BEAST Japanextオーディション

 Mリーグ2023-24シーズンより参戦する新チームBEAST Japanextのドラフト指名権をかけたオーディションが行われました。全部は観ていないのですが、最後のオーラスがとても熱く印象に残りました。菅原千瑛プロを新井啓文プロが追う展開でラス親の菅原プロはテンパイ料でも逆転されるというような痺れる展開でした。浅井プロの6萬切りで菅原プロをテンパイさせて自身の逆転の目を残したり、新井プロの裏条件のツモアガリで裏がのるかのらないかでMリーガーが決まるという最後まで緊迫した場面など、ハラハラドキドキの展開で、とても熱い対局でした。かかるものの重さもあって、印象に残る試合でした。

 

〇第71期王座戦五番勝負

 今年9-10月に行われた第71期王座戦五番勝負。永瀬拓矢王座に藤井聡太竜王・名人が挑戦しました。この五番勝負は藤井聡太竜王・名人の八冠達成がかかっており、社会的にも注目を集めていました。この五番勝負では永瀬王座の執念と藤井竜王・名人のすさまじい逆転術が印象に残ります。永瀬王座があの手この手で勝ちを目指し、実際に第1局は後手番での勝利もありました。しかし第3局で藤井竜王・名人が逆転勝ちを収めて、2-1で第4局を迎えました。その日は午後半休を取り、午後から中継を観ておりましたが、永瀬王座が藤井竜王・名人に時間を使わせながら、形勢もリードを奪っていきました。永瀬王座勝ちかという場面で、形づくりであろう銀打ちから永瀬王座にミスが出ました。指した直後永瀬王座が髪をかきむしるなど悔しさを隠せない場面が印象に残りました。指した直後にミスに気付くは将棋あるあるだと思うのですが、それがこの大きな舞台で出て、普段は見れない永瀬王座の悔しさをあらわにした仕草に切なくなりました。結局この対局で藤井八冠誕生となったのですが、永瀬王座の印象が強く残り、巻き返しを期待したくなる五番勝負でした。八冠達成という歴史に残るシリーズで、内容も裏切らない素晴らしいタイトル戦でした。

 

〇麻雀最強戦2023

 竹書房主催の麻雀最強戦2023。今年も面白い勝負が目白押しでしたが、印象に残るのはやはり桑田憲汰プロの活躍でした。全日本プロ選手権から勝ち上がったプロ5年目の若手である桑田プロは、ファイナル初戦で瀬戸熊直樹プロとのリーチのめくりあいを制して、それが決め手で瀬戸熊プロの3連覇を阻止すると、2戦目はMリーガーである内川幸太郎プロ、猿川真寿プロを倒し、決勝に進んできました。決勝では鈴木たろうプロ、鈴木大介プロ、和久津晶プロという歴戦の猛者たちを相手にオーラス満貫条件となり、テンパイした場面で変化を待たずに一発裏1条件でリーチを打ち、一発でツモって優勝という劇的な決着でした。桑田プロは決勝という場面でも震えることなく自分の麻雀を貫いていたように見え、一発ツモも自力で引き寄せた感じがしてとてもかっこよかったです。またあの一発ツモは応援してくれる方のおかげでツモれたというコメントも印象的で、実際初戦の応援VTRでは多くの勤務する雀荘のお客さんが出演しており、人柄の良さがうかがえました。今後の活躍が楽しみです。

 

〇番外編・リアル麻雀デビューしました

 最後に自分の話ですが、今年リアル麻雀デビューしました。去年麻雀を始めてからネット麻雀やゲームのみで打ってきましたが、実際の牌と卓を使って打ちたいと思い、友人を誘ってセットでリアル麻雀デビューをしました。リアル麻雀ではドラが光らなかったり、ポンの場面でも進行が止まらない、点棒の授受や理牌などネット麻雀との違いに苦戦する場面もありましたが、友人が優しく待ってくれたりして、楽しむことができました。牌をツモる感触は格別でしたし、アガリの嬉しさもネット麻雀と微妙に違う感覚があり、リアルで打つよさも感じました。(やはり自分でアガリ牌を引けたときの感触はリアルならではであると感じました)来年はリアル麻雀初心者向けのフリーなどで雀荘に行ってみてもいいかなと思っています。

 

 以上振り返りその1、将棋・麻雀編でした。次回は本・マンガ・アニメ編です。