いののすけのブログ

いろいろ語りたい一人の人間のブログ

将棋語りその1(テーマ:四間飛車)

 将棋について語りたい。ふとそう思った。冷静に考えるとそれはある意味自然なことだと思った。なぜなら、今自分の趣味としては大きく分けて2種類あって、一つは物語に触れること(小説・漫画・アニメ・映画等媒体は問わず)で、もう一つが将棋である。そしてこのブログでは今まで物語については折に触れて感動した作品とかに触れてきたけれども、将棋に関してはあまり語ってこなかったからである。自分の中で大きなウェイトを占めており、かつ大好きな将棋について語らないのは、なんとなくバランスが悪い感じがしている。そこで何回になるかわからないが、「なぜ自分は将棋が大好きなのか」をテーマにいろいろと語ってみたい。考えてみると語りたい内容はそれなりにあるので、焦らずゆっくりまとめていきたいと思います。棋力は強めに言ってもアマチュア三段程度なので、技術的な話はあまり出さないと思います。そこはご了承ください。

 初回は好きな戦法である四間飛車について語ってみたい。

 

 四間飛車は小5で将棋を覚えてのち、中1で本格的に道場に通い始めたころからずっと指し続けている戦法であるが、なぜ四間飛車を選んだのかは覚えていない。振り飛車にした理由は覚えていて、それはアマチュア二段で将棋好きだった祖父が、将棋を覚えたての頃に、振り飛車が向いているのではないかと助言してくれたことに由来している。覚えた当時でも石田流やゴキゲン中飛車は登場していて、むしろそちらが主流だった感もあるのに、なぜ四間飛車だったのかはあいにく記憶がない。もしかしたら本格的な感じがあったのかもしれない。とにかく四間飛車を指し始め、定跡書も買って読んでみるとそれなりに勝てた。今思うと無理とされている定跡の指し方も多くやっていたが、自分には四間飛車が合っていたのかもしれない。

 そんなこんなで四間飛車党として歩んでいたのだが、四間飛車を好きな戦法にした決定的な出来事があった。それは藤井猛九段の棋譜を並べたことである。中2の頃に第1期から順に竜王戦棋譜を並べていた時期があり(第21期くらいまでは読売新聞の観戦記をまとめた竜王戦の単行本があり、それを図書館で借りて読んでいた)、その第11期から第14期までに登場したのが藤井九段である。藤井システムという革新的な戦法を引っ提げて竜王を3連覇した藤井九段の棋譜を並べて、その鮮やかさと細かさに感動を覚えた。それまで細かい部分はあまり意識していなかったのだが、藤井九段の将棋を見て、自分も藤井システムを指してみたいと思い、「四間飛車を指しこなす本」を読んで、藤井システムに挑戦していった。もちろん難しいため全く形になってはいないのだけれども。(またこの影響か居飛車穴熊に組ませて戦う四間飛車は経験値が少なく、あまり得意ではない)そしてそこからは基本四間飛車一筋でやってきたわけである。

 ただ最近ではもう少し四間飛車の幅を広げたいと思っており、居飛車穴熊に組ませて戦う将棋も指すようにしている。これは最近再び並べた「四間飛車名局集」の森安秀光九段の将棋や、居飛車穴熊に組ませて最近勝利している鈴木大介九段の影響もある。とにかく粘り強く指して力でねじ伏せるような四間飛車を指してみたいと最近は思っている。ただ相当力がいるので自分の棋力ではなかなか厳しく、勝率は芳しくない。でもいろいろチャレンジはしてみたいので、もう少し様になるようにしていきたい。

 

 眠くなってきたので、本日はこの辺で。四間飛車だけでもまだ語りたいことはあるけれども、それはまた今度にします。