いののすけのブログ

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自分の好きな音楽(中編)

 今回は前回の続きで、高校時代によく聴いていたアーティストを振り返ってみようと思います。

 

 この頃はなかなか周囲と馴染めずに悩んでいた時期でした。なんとなく自分に自信が持てず、周囲との距離感もつかめない、そんな感覚が続いていました。今でこそそういう時期も悪くはなかったと振り返れていますが、当時はつらいものがありました。また今では悪くなかったと思えていると述べましたが、ただ当時を思い出すと、今でも少し心に隙間ができるような、そんな感覚が残っています。これ以上はうまくまとまらないのですが、そんな時期を過ごす中で支えになっていたのは音楽でした。まだ漫画やアニメには出会っておらず、小説はまあまあ読んでいたのですが、それよりも音楽が自分の中では大きな存在として支えとなってくれていました。

 というわけで、そんな時期によく聴いていたアーティストを3組紹介しようと思います。

 

1.NIKIIE

  まずはNIKIIEです。この名前を聞いてピンと来る人はどれくらいいるのでしょうか。2010年にデビューした女性シンガーソングライターで、「ニキー」と読みます。当時ラジオではよく流れていて、そこからアルバムを買って好きになりました。買ったファーストアルバム「*(NOTES)」は今でも自分の中で一、二を争う好きなアルバムです。アルバム全体の流れや個々の曲の強さも含めてすばらしいアルバムなのですが、ここでは2曲紹介します。

 まずはデビュー曲でもある「春夏秋冬」です。この曲は当時の心に響いて、すごく励まされた曲でもあります。特にそう感じるのが以下の歌詞です。

涙が出ない程、孤独な夜を

貴方は何度一人で超えてきたの?

 

自分なんかダメだなんて

逃げたくて言うんじゃないよね

諦めたくない人が使う言葉 

  Aメロの途中からサビ直前の歌詞ですが、自分の心情とマッチしていました。そしてこの語りかけてくるような歌詞に救われていました。言っていることはありきたりなことかもしれません。ですが音楽という形で上記の言葉がすっと心に入ってきて、すごく励ましてもらったような気がして、とても助けられました。この言葉から続くサビも印象的で、今でも大好きな曲です。悩みがある人はぜひ一度聴いてみてください。

 (上記引用も含め、歌詞は以下参照)

NIKIIE 春夏秋冬 歌詞 - 歌ネット

 もう一曲紹介したいのは、「紫陽花」という曲です。この曲はバラードなのですが、すごく好きな曲です。当時自分の心情に寄り添ったというわけではないのですが、聴くと心が穏やかになる、そんな曲でした。当時からバラードはかなり好きだったのですが、この曲はそれを決定的にしたといっても過言ではありません。とりあえず動画を貼っておくので、ぜひ一度聴いてみてください。

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 そんなわけでかなり好きなアーティストだったのですが、2014年に3rdアルバムを出してから、音源のリリース等が途絶えてしまいました。最近少し新曲が出ているようですが、アルバムは出ていません。曲の一つ一つも好きなのですが、アルバムがとてもよく、アルバムという形式で引き続きもっといろいろな曲を聴きたかったのでとても残念に思っています。ですが高校時代間違いなく自分を支え、励ましてくれたアーティストでした。

 

2.南波志帆

  次は南波志帆です。南波志帆は「マジックヴォイス」という不思議な歌声を持ったアーティストで、強力な布陣で作った曲を歌っていました。そんな感じなので当然のように歌声が好きだったのですが、その声がのっていく曲もすごくよく、当時よく聴いていました。

 その中からピックアップするのは、作詞:小出祐介Base Ball Bear)、作曲:山口一郎(サカナクション)という布陣で作られた「こどなの階段」という曲です。

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 「こどな」というのは歌詞にもあるように「大人でも子供でもない」存在の造語なのですが、ちょうど高校時代に聴いたのが、まさに自分の気持ちとリンクしたようなところがあり、繰り返し聴いていました。「こどな」という時代に感じる揺らぎをとてもよく表現していて、とても好きな曲です。ほかにもいい曲はあるのですが、この曲が一押しです。

 2012年に2ndアルバムを出して以降新曲が出ていなかったのですが、2016年からまた新曲が出ており、それらも好きで聴いています。

 (以下「こどなの階段」の歌詞)

南波志帆 こどなの階段 歌詞 - 歌ネット

 

3.7!!

 3組目は7!!です。読み方は「セブンウップス」と読みます。7!!は当時tvkで放送していた「sakusaku」という番組がきっかけで興味を持ったアーティストでした。あと当時はFMヨコハマでも結構曲が流れており、聴く機会がたくさんありました。その中で好きになったきっかけの曲は「この広い空の下で」という曲です。

 この曲が出たのはちょうど受験期でいろいろな不安が最高潮に達していた時期だったのですが、そんなときラジオから流れてくるこの曲に励まされていました。先へと踏み出す勇気をもらえていたような気がします。そう考えると出会いのタイミングがとてもよかったアーティストかなと思っています。

 後年「オレンジ」がアニメ「四月は君の嘘」のEDに起用されていたので、そちらの印象が強いかもしれません。ですが私は「この広い空の下で」が一番好きな曲です。

 またバラードで「センチメートル」という曲もあり、これもかなり好きなのでぜひ聴いてみてほしいです。「この広い空の下で」と「センチメートル」はMVもとても好きです。以下リンク等をまとめて貼っておきます。

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  というわけで高校時代に好きだったアーティストを3組紹介しました。今回書くために改めて聴きなおしてみたのですが、今でも励まされ、心が救われるような感じがありました。当時はなおのことその気持ちが強く、これらの曲が自分を生かしてくれたといってもよいでしょう。それくらい大切な曲たちです。

 音楽シリーズはもう少し続きます。お付き合いいただけると幸いです。