いののすけのブログ

いろいろ語りたい一人の人間のブログ

物語(読んできたもの)

今日は辻村深月の「スロウハイツの神様」を読んでいました。作家や作家の卵たちの共同生活を描いた作品で、読み終わった後暖かい気持ちになりました。そして自分が如何に物語に支えられてきたのかに思いをはせました。そこで今回は自分の好きな作家や読んできたものをつづろうと思います。

 

本は子どもの頃から好きでした。ただ小学校や中学校の頃に何を読んだかは今あまり思い出せません。思い出せるのは「シートン動物記」や「泣き虫しょったんの奇跡」くらいです。もしかしたらあんまり読んでなかったのかもしれません。それくらいに記憶があいまいです。

 

高校の頃は友達も少なく、授業の間とかも一人で過ごすことが多かったです。そのためか高校の頃はいろいろな本を読みましたし、本に支えられていました。

この頃好きだったのは村上春樹東野圭吾でした。この二人の作品はいろいろと読みました。ガリレオシリーズも読破しています。その中でも村上春樹は「ノルウェイの森」、東野圭吾は「流星の絆」がお気に入りでした。また印象に残っているものとしては、三浦綾子の「氷点」や湊かなえの「告白」などがあります。作品をあげてみてもあまり明るい感じではないですね。ただこういった本と音楽(いつか書くかも)と将棋に支えられて生きていました。

 

大学に入ってからもしばらく高校の傾向が続くのですが、次第に好みが変容していきました。また大学に入ってから本格的にマンガを読むようになり、読む量も多くなっていきました。こうした中で今も好きな作品、何回も読み返した作品などが数多くなってきて、いまでも自分を支えるものとなっています。思い返してみても思い入れの強いものばかりなので、一つ一つ取り上げていきたいです。とりあえず名前だけ挙げると最果タヒ「死んでしまう系のぼくらに」、住野よる「君の膵臓を食べたい」、芦原妃名子「砂時計」横槍メンゴクズの本懐」、咲坂伊緒思い、思われ、ふり、ふられ」などがあります。(まだ書き切れないですが)

 

今好きな作家はと聞かれたら、辻村深月最果タヒと答えます。辻村深月はミステリーながらも冷たく突き放すわけではなく、人のぬくもりを感じるところが好きです。また最果タヒは個人の感覚というものを何とか言葉にしようとしていて、言葉が一種の芸術作品のように感じられて好きです。

 

思い返すと如何に自分が物語に支えられてきたのかが分かります。特に思い入れの強い作品は自分の人生にも影響を与えていますし、ふとした時に言葉や台詞が想起されることもあります。また新たに好きな物語を探すのも楽しく、そのためにいろいろな本を読む時間は至とても楽しく、自分がこれからも生きていくための原動力ともなっています。

こうしてみるといろいろ語りたいものが出てきました。こういう自分の好きな作品について自由に語ることもブログを開設してからやりたいことであるので、次回以降は好きな作品語りができればと思います。