いののすけのブログ

いろいろ語りたい一人の人間のブログ

少女漫画

随分久しぶりの投稿です。なんとなく書いていなかったのですが、羽生善治九段の『直観力』の中で、アウトプットの重要性が説かれていたので、何でもいいから書こうと思いました。なので書きます。

 

今回は少女漫画がテーマです。4年ほど前から本格的にマンガを読むようになり、単行本も買うようになりました。きっかけは『ホリミヤ』というマンガで、ラブコメのラブとコメディーのバランスがとてもよく、そこからいろいろなマンガを読むようになりました。読んでいくうちに好きな作品が増えていったのですが、今好きな作品を挙げるとなると真っ先に思いつくのは『ホリミヤ』の他には、芦原妃名子先生の『砂時計』と咲坂伊緒先生の『思い、思われ、ふり、ふられ』です。以下この二作について触れたいと思います。

 

まず芦原妃名子先生の『砂時計』です。この作品は12才で母親を失った少女の成長と恋を描いた話です。この作品が好きなのは、主人公が大人になるまでを描いている点です。まず12才で両親の離婚と島根への引っ越し、さらには母親を失うといったさまざまな苦難が主人公を襲うところから始まり、その後も苦難が続いていきます。もちろんそれだけではありませんが、この作品ではそういった苦難やそれに直面した主人公の心情とその後の成長、さらには周囲との関係の変化といったものを丹念に描いていきます。『砂時計』を読む前は少女漫画はただ高校生が運命の人に出会って恋におち、その恋の部分のみを描くだけという偏見があったのですが、読んでからは偏見を壊されました。当時就活がうまくいかず気が滅入っていたこともあり、この作品は自分の中に深くしみこんでいきました。少女漫画への偏見がなくなり、また好きになった作品でした。

 

次に咲坂伊緒先生の『思い、思われ、ふり、ふられ』です。この作品は性格が反対の少女二人がそれぞれの恋に頑張るという話です。少女漫画の王道のような作品ですが、なぜ好きかというと展開の巧みさと言葉のうまさです。この作品では4人の男女が登場するのですが、その関係性が変化していきます。その変化がうまく展開していき、引き込まれていきました。さらにはそこに出てくる人物のせりふや心情を表す言葉もすごくよく、さらにひきこまれました。後に『アオハライド』も読んだのですが、やはり同じようなことを思いました。こうして王道のような少女漫画も好きになりました。

 

そして今では別冊マーガレットを毎月読んでいます。それなりに多くの作品に触れて思うのは、やはり恋がメインということに変わりはないものの、その恋の在り方は作品によって全く異なり、それぞれ面白いということです。今は目黒あむ先生の『ひなたのブルー』と綾瀬羽美先生の『春と恋と君のこと』を特に楽しみにしています。

 

少女漫画をどういう視点で読んでいるのかは時々考えます。男子がかっこいいと思っていることもあれば、女子がかわいいと思っているときもあり、展開にきゅんとしていることも多いです。これはまたの機会にまとめようと思います。

 

以上少女漫画をテーマに書いてみました。今後はとりあえずもう少し書く回数を増やしたいと思います。